やっとあられ用のお餅が、いいあんばいに固まりました。
今日は別のことをやりたかったのですが、これ以上餅をそのままにしておくと固くなり刃がたたなくなると困るので、餅切りをすることにしました。
農家の方はよくご存じかと思いますが、この道具「押切(おしぎり」と呼んでいます。普段は藁など固いものを切るとき使いますが、我が家は餅切用に使っています。
その後は、あられ切りの道具を使ってまず平たく切ります。カッチャン、カッチャンと小気味よく切るはずなのですが、それがよく詰まって思うように進みません。(餅がまだしっかり乾いていないからかなぁ。)
(青のり入り)
7mm程度の厚さの短冊に切った餅を6,7枚重ねさらに小さく切りますが、餅がまだ少し柔らかくて、刃にくっつき思うように進みません。(はぁ~、こんなはずでは、、、)
子どもの頃、カッチャンカッチャン音がすると飛んできて、失敗した餅をストーブで焼いて食べるのが一番の楽しみでした。薄くて味がついて甘いのや塩味があり、普通の餅より美味しかった気がします。
当時多くの農家で作っていましたが、それが不思議なことに一つとして同じ味の「あられ」がないのです。友達の家のあられは甘くてふっくらしていて、私は羨ましくていつも交換してもらっていました。その子のお祖母ちゃんはどうも「里芋」を入れていたみたいなんです。(企業秘密なのかも)
出来上がった「あられ」は、ムシロに並べて約一か月間室内干しをします。
これがなかなか面倒で、ほおっておくとカビが生えたり、窓を開けていると粉々に砕けたりしてしまいます。また、時々手を入れてやらないとうまく乾かないので気を使います。
さぁ、一カ月出来上がるまで頑張りましょう!
(ふぅ~、疲れたぁ~)