cherusi-kitchenの日記

日々の生活に流されて、美しいもの感動したものを忘れ去る自分の為に書き留めておこうと始めました。その時々の季節の移り変わり、また自分の心の移り変わりも書き留めたいと思っていますf:id:cherusi-kitchen:20160309033342j:plain

小梅さんの味噌和え

 「小梅」ちゃん…私の曾祖母の名前です。
ご近所さんからは「こぅーめやん」って呼ばれていました。

f:id:cherusi-kitchen:20211011202305j:plain
  ※大根菜の味噌和え

亡くなってもう何十年も昔の話で、私自身記憶が曖昧な部分も多いのですが、何故か最近この「ひいばあちゃん」の事が思い出されてなりません。

この「こぬき大根葉」の味噌和えは、ひいばあちゃんの得意料理で、甘味噌にすりゴマに生姜を入れる事で独特な風味がでます。
実は昔は大嫌いでした。

それが最近食べたくてたまらなくなり、味噌に何が入ってたのかとあれこれ考える内に、はっと気づきました。
「そうや!生姜や」
そういえば曾祖母は、茄子の味噌和えにも生姜を入れてたなぁ〜。


 昔のモノトーンの写真を観ると、私はまだ2〜3才の頃だと思いますが、家の表にゴザ(ムシロ)を敷いて遊んで貰っていました。かすかに記憶に残っています。

 なのに私は曾祖母に生意気な事ばかり言ってました。それでも叱られた記憶がないのです。何を頼んでも「ホイホイ…」と、小言など一度も言わず何でもしてくれました。
それに普段もチョコチョコとよく体を動かしていた様に思います。

「ばぁやん、お腹空いた!」と言えば、鉄板(ほうろく)でさつま芋を焼いてくれたり、あられを煎ってくれたり、はったい粉を作ってくれたり…。

f:id:cherusi-kitchen:20211011205501j:plain
※スイカを諦めて、今年はサツマイモ8株植えました…

今思えば、どれも手間のかかる事を面倒がらずやってくれていたんだ。

確か明治9年か7年生まれだったと記憶してますが、ばぁやんの小さい頃、「爺さんがチョンマゲ結っていた」なんて話もききました。でもコレはちょっと信じがたいけど、ホントかなぁ?

90歳前で亡くなりましたが、もっと長生きしてくれていたら昔の話をいっぱい聞けたのにと残念です。
でもね、今だからそう思うけど、若かったら昔話を聞かされるのも「しんどい」でしょうね。
    …うん…多分…

私はその当時の「ばぁやん」よりまだまだ若いのに、疲れた、、、もぉ〜しんどいゎ、、、やりたくないワ、、、やってられへん、、、等など文句ばかり口から出てきます。

駄目ですネ、まだまだ修行が足りません!

で、今夜の夕食はばぁやんを思い出して、「小梅さんの晩ごはん」にしました。

f:id:cherusi-kitchen:20211011212538j:plain
焼きサンマ、大根葉の味噌和え、豚汁
(豚肉、大根、里芋、コンニャク、人参等)、イカ、野菜の中華炒めにしました。

久し振りに油は中華炒めにチョットだけ…使用

美味しかったです
「ごちそうさまでした!」