cherusi-kitchenの日記

日々の生活に流されて、美しいもの感動したものを忘れ去る自分の為に書き留めておこうと始めました。その時々の季節の移り変わり、また自分の心の移り変わりも書き留めたいと思っていますf:id:cherusi-kitchen:20160309033342j:plain

晩秋

 今年の夏は暑かったし10月だって汗ばむ天気が多かったので、大好きな「秋」は諦めていました。でも、ブログを拝見していると「小さな秋」をいっぱい紹介してもらい”そっか、自分が気づいていなかっただけなんだ。”って改めて周りを見渡すと、来ていますね、秋はしっかりと。。。。。

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シュワの散歩コースより少し山寄に行ってみました。モミジの赤ではありませんが、こんな風に赤と黄色が混じった山の風景が私は好き。

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f:id:cherusi-kitchen:20161123151921j:plainシュワがソワソワし始めた!ヤバイ

綺麗な落ち葉の下で用を足そうとするシュワに思わず「ダメ!ダメェー!!」

 

 

全く困ったもんや、紅葉の美しさもわからん、、、、。まっ、気持ちはわかるけど。

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 ここは、数十年前に他界された遠い親戚のおじさんが、生前一生懸命手入れをした場所です。桜やモミジ、サツキ、モミの木などを植え、古い長屋(納屋)を自分で改装し、中に水道まで引き「隠れ家」てきに使ってました。父とオジサンは旧高校時代の先輩後輩の中で、なにかと気が合って父もよくここへ遊びに来ていました。

おじさんのご自宅は昔から続く立派な「味噌屋」さんでしたが、ここが一番落ち着くとよくおっしゃっていました。(私も大好きな場所です。)

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 数日前の”熊野古道千枚田”のウォーキングでちょっといい気分になった私は、同級生ラインで画像入りの報告をすると、すぐ一緒に歩かない?ってお誘いが入ってきました。奈良の「山野辺の道」だって。

 明日香村は数回行ったことはありますが、山野辺の道は多分まだ歩いたことがないので気楽に「オッケー!」の返事をしたら、見ていた他の同級生も二人入り結局4人でウォーキングすることになってしまいました。あれ???

行程は16㎞。普段はこれくらいの距離は平気ですが、今回はちょっと不安になってます。

f:id:cherusi-kitchen:20161123155527j:plain【山水が流れてます】

 実は先日の熊野古道になぜ渋ったかというと、忙しさもありましたが一番の原因は右脹脛の炎症で長距離を歩くことに自信をなくしていたからです。整形外科に行きあれこれ説明をした後お医者さんが一言「腰から来ていますネ。」とおっしゃったので、腰はぜんぜん痛くないんですけどといったら、「年齢ですから。」だって。確かにそれは認めるけど。無理をしない程度に筋トレやウォーキングはした方がいいということで、

途中リタイアもありで参加します。

 熊野古道は山登りに近いので使う筋肉は太もも(これは大丈夫でした)。でもウォーキングは脹脛の筋肉を使うのでちょっと心配です。シュワの散歩で距離を伸ばして様子をみます。

 

 

 

 

熊野古道ウォーキング

 前日(18日)夜半に雨が降り始めた時は、正直心の中で”やったー”と思ってしまいました(YさんSさんスミマセンm(__)m)。

 今朝も私の中で歌が流れてます。♬(^^♪雨雨降れ降れ、もっと降れ、、、、♪

そして、もしあったらどう言って断ろうかってそればかり考えていたとき、

電話が鳴りました。「今日の熊野古道、一部変更有りだけど、あるからね!」って。(はぁ~~)

今週は忙しかったし気持ちが落ち込む事があったり、家でもアクシデントが続きどこへも行きたくなかったのだけど。でもこんな時こそ外へ出て気分転換しなくちゃと改め出かけることにしました。

f:id:cherusi-kitchen:20161119225741j:plainアサマリンドウ

出かけて正解!!

「鬼が城」に着いたときはまだかなり降っていましたが、バスに乗り換えてからどんどん雨も上がり薄日もさしてきました。もちろん雨上がりなので滑りやすく難所はカットされたけど。

世界遺産ではありませんが初めは「通り峠」を越えます。石畳のだらだら坂、雨で石は滑りやすく尻もちをつく人を何人も見ました。かなりの汗をかきだんだんおしゃべりも減り、上り坂に集中します。

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この辺りは紀伊山脈で日本で2番目に雨量の多い場所「大台ケ原」に通じています。ですから普通の山道ではなく、ずっとこのような綺麗な石畳が続くのです。

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【通り峠と子安地蔵】子安地蔵の本体は後ろのお堂の中に鎮座していますが、これは前にいたお地蔵様。とっても可愛いお顔なのでパチリ。

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ほぼ頂上に近いのですが、霧がかかりひんやりしていました。でもしっかり汗をかいた私たちはちょうどいい具合です。

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やっと、「丸山千枚田」に到着。

ここから世界遺産に登録された千枚田が一望に見えるので、みんなで写真を撮っていたちょうどその時、グラグラと足元が揺れ「え?えー?」私が歩いたから?と一瞬訳が分からずビックリしていると、今度はしっかりグラ、グラ、、、!!誰かが「地震やぁ!」。

その後は、何もなかったかのようにおさまりましたが、とにかくここは崖っぷちなので大急ぎで移動しました。

後で知ったのですが、和歌山、三重県の尾鷲、熊野で震度4でした。下の崖が少し崩れていました。

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本当に見事です。カメラマンは一度は訪れたい場所だと聞きます。400年前は二千数百枚の田んぼがあったのが、昭和に入ると500枚程度に減り、数年前からみんなで復元し今では1000枚強に増えたと説明がありました。一枚の田は小さく4株しか植えていないのもありました。4株でご飯何杯御代わり出来るのでしょうね。

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本当に美しい風景でしばらく見とれていました。晩秋なので田んぼの稲刈りも終わり里山も人が少なかった。(写真の腕があればもっとうまく撮っているのだけどな。)

 ついにお日様が顔を出しました。うまく表現できませんが、まるで天空の里のような雰囲気でした。

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丸山神社の地下水、、、甘くて美味しい🎶

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お楽しみは熊野古道弁当。目張り寿司、サンマ寿司などとっても美味しいのです。また弁当箱は竹皮で作られていておしゃれで蒸れません。弁当箱は持って帰りたかった。

もう一度訪ねたい場所の一つができました。

 

気がつけば!

 あららら~!?、気が付けば2週間もお休みしていましたー。

日々の生活”覚え書き”の役目をすっかり忘れてました。

【覚え】10/28 劇のリハーサル、10/29地元中学校で劇の発表、、、リハーサルでは、音響、舞台装置、セリフ、どれをとっても不安ばかりでしたが、当日は中学生の裏方ボランティアの助けで良い出来上がりでした。(ひとまずホッとしました)

 さて我がキッチンガーデンでは、、、10月に撒いた種がこんなに育っていました。

 

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小松菜、、、そろそろ間引きができそうです。これくらいが一番柔らかくて美味しいのです。(これは百均の種ではありません、( ´∀` ))

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シュンギク、、、、まだ収穫するには可哀そうですが、間引きをしてゴマ和えも美味しいですね。

 

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ビタミン菜、、、育ってきて気づいたのですが、これって”小松菜”???にそっくり。

種屋さんって適当に名前をつけてるみたい。

そう言えば昔”小松みどり”って種がありましたね。そうそうインゲン豆の名前で面白いのが”さつきみどり”だって。ここでクスっとされる方はお歳がわかります。

 脱線しますが、農機具の名前も楽しいのがあります。以前にも紹介したと思いますが電動草刈り機の「草刈り正雄」。土の上をコロコロ転がすとうまい具合に種が出て来る「種まきごんべ」。簡単に苗を植える「早苗さん」

百均の種も出揃いました。

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サニーレタスとサラダミックスも少し大きくなりました。植え替えをすればもっと大きな株に育ちます。

 今日の作業の目的は、白菜とキャベツ、大根の草取りと追肥です。

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真っ黒な害虫に葉っぱを食べられた”白菜”ですが、それにも負けずどんどん大きくなってきました。それでも防虫網をまだ掛けておきます。

キャベツ

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寒くなってきたので、少し巻が入ってきました。年内に食べられるかなぁ~。

一番元気なのは、

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蒔いた覚えのない”パクチー”の芽、、、一見雑草のように見えますが小さくてもすでに「パクチー」の匂いがしています。もちろん、鳥よけに何本か残します。

探していた苗を発見。パクチーの中で見つけました。去年も育てていたひとりばえの、、、

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漬物用の菜っ葉の中で一番お気に入りのからし菜!

これピリッと辛く本当に美味しいのです。10本位見つけたので別に畝を作り肥料をどっさり入れて大株に育ててみたいと思います。

 友だちがラインで、ブロッコリーや水菜、小ぶりの白菜、ホウレン草‥等収穫したと画像を送ってくれました。彼女は本当に沢山の種類の野菜を作りほぼ自給自足の生活をしています。しかも畑もデッカイ!!

色々情報を教えてもらっています。

地区花壇のボランティア

 数年前に地区花壇のボランティアに誘われました。月一の会で花の植え付けや草取り‥等が仕事です。諸事情があれば無理に参加しなくても良いというユルーイ規約と皆さんとの会食会に惹かれて(笑)。もちろん花より団子の私は後者に反応しましたが。

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 先月は諸事情があり参加出来ませんでした、今回は春花壇の植え付けで忙しいと聞き参加しました。花壇は二か所、やってみると結構大きい花壇です。花はビオラ2色とクリサンセマムでした。苗もボランティアさんが育てています。

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苗も小さくもまばらですが、毎年四月頃一斉咲くとに見事です。

作業中の画像はありません。だって大忙しだったのですから。

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花壇の近くの桜が咲いていました。秋の桜も良いもんですね。

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 作業は二時間で終了。残った苗を皆で分けると、青と黄のビオラが8本とクリサンセマムが2本づつもらえました。

 帰宅してから、午後の我が家の畑仕事は次回にとっておいて、さっそく球根と花の苗を植える作業に取り掛かりました。

まず土作り:咲き終わった春から夏の花と根っこを取り除き、鉢の土を一輪車にどんどん積み上げます。次に有機石灰、牛糞、鶏糞、油粕などの肥料と、土壌改良剤やもみ殻や堆肥をスコップですき込み”美味しい土”の出来上がり!

一輪車は満杯になったので場所を移し作業続行しました。

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(使った残りの土、これではまだまだ足りませんね。)

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今日の作業のメインは、だ~~い好きなカサブランカとピンクの鉄砲ユリ(どちらも結構な値がしますね)。残りはチューリップとビオラ、パンジー各色、クリサンセマム、

マラコイデス‥等。ゴテチャとカスミソウはまだ芽が出そろっていないので来年まで待ちます。

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花の準備は四分の一しか出来ませんでした。数日は花と野菜の両方の作業が続きます。

 さて、

昨日間引きをした”大根葉”ですが、昨日は「ゴマ和え」で食べましたが、思ったより沢山残ったので今夜は「ミソ和え」にしました。。。。というより、茹でた大根葉の水分をきつく絞り、甘味噌で和えただけの超簡単料理(笑)。それが、、、、、柔らかくてとっても美味しかったのです。

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味噌....100g、/卵の黄身....一個、/砂糖....大匙3杯、/水....大匙3杯

    /味醂と酒....各大匙1杯づつ

以上を鍋に入れ混ぜる。その後、弱火で練りながら火を通し出来上がり。

フタ付き容器に入れ冷蔵庫で3~4週間持ちます。

大根葉の味噌和えにショウガを少しすって入れるとまた違った味が楽しめます。この地区の郷土料理?でしょうか。

 

今日26日の仕事は、、、

 昨日は一日中小雨で外の仕事は全く何も出来ませんでした。その上肌寒くて。。。。

午後6時頃出かけるために車に乗ったら外気温14℃、、、ひゃ~メッチャ寒いじゃん。大慌てでジャンパーを取りに戻りました。

 それが、今日は昨日と違って蒸し暑い。一体どうなっているのやら。。。

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 先日出来なかった”ホウレン草”を蒔きました。私のお得意”百均の種”です。時期が悪く多分発芽しぬくいかもしれませんが、それでも蒔かなければ何も出来ません。

百均の種なのに、結構な量が入ってて3筋も蒔けました。

【玉ネギ苗】

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 二つ目は玉ねぎの苗の仮植え。昨日行ったお店で売れ残りの玉ねぎ(早生)の苗が50本で百円!速攻3束買いましたよ当然でしょう、だって1/4の値段なんだから。少しぐったりしているので水につけ、そして今日畑の隅っこに仮植えです。

※私はお店の片隅で売れ残っているプライスダウンの苗を再生するのが大好きなんです。例えばパンジー、花が終わり茎も伸び放題で見た目もぐちゃぐちゃの1ポット10円のパンジー。伸びた茎や葉を切り詰めた後、大きい鉢に植え替え軽く肥料を足し半日日陰で芽が出るまで置いておきます。こんな風にして再生した苗のかぶはしっかりしているので大株に育ち花も見事に咲きそろうんです。

【大根葉】

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 三つ目は、大根の間引きをしました。今年はNHKの”野菜の時間”でやっていた方法で種を蒔いてみました。土を平らにならした後、支柱などで溝を均一につけ、その中に一粒ずつ種を植えていきます。いっけん面倒そうに思いましたが苗がまんべんなく生え揃い間引きがとても楽にできました。

1m位の間引き途中で、雨が降ってきて中断。あぁ~~ぁ、、、。

でも百円以上の(大根葉)が収穫できましたヨ(嬉し~い!)。

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丁寧にそうじをして土を綺麗に洗いました。何だか新鮮でこのままドレッシングをかけパリパリ食べても美味しそうですね。

でも今夜の夕食は大根葉の胡麻和え。歯ごたえがあって美味しかったです。

「ごちそうさまでした!」

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これから寒くなるけど、今のところレタスも順調に育ってます。

 うまい具合に雨が降って来たので、ホウレン草の水やりはパスになりました。

※今日は目標の三分の一しか出来なかった、┐(´∀`)┌ヤレヤレ(反省)

明日は8時から地区花壇のボランティア、、でした(すっかり忘れてた、、)

 

 

 

今日の仕事

 朝からとても良い天気、風も爽やかで洗濯物もよく乾きました。

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玄関前のアメジストセージの花が勢いよく咲いています。

この花、最初は鉢に植えてあったはずなのですが、気が付けば鉢の穴から根っこが張りどんなに頑張ってもびくとも動きません。住人(ワタシ)は何年か前に諦めてそのまんまにしています。玄関前で大きくなりすぎて本当はちょっと困っているのですが、いつのまにか我が家のシンボルツリー(フラワー)になってしまって、、、。

 今日のお仕事:土を耕しイチゴの苗植えと小カブの種をなんとか蒔きました。

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NHKの「野菜の時間」を観て、そうだ今年はイチゴに挑戦してみようと思い立ちました。上手く出来ると楽しいでしょうね。

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小カブの種は去年購入したので、もしかしたら芽がでないかもしれないと、先日半分だけ実験で蒔いたらちゃんと芽が出てくれました。ですから今日はその第二弾です。

納屋から道具類や肥料を出し入れしているだけで時間はどんどん経っていきます。ホント要領が悪くてなかなか思うように仕事がはかどりません。

 でも、野菜たちは日々着々と大きく育っています。

【百均の大根】

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 数週間前に撒いた”百均”の大根もこんなに大きくなりました。

近い内に間引きをして大根葉のおひたしにしましょう。柔らかくて美味しいよきっと。

【キャベツ】

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同じころ苗を植えたキャベツも網のおかげでチョウチョ(アオムシ)の餌食にならず元気に育っています。防虫網の効果は絶大です。(網はまた掛けなおしました。)

それが、白菜は、、、、

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防虫網の中で成長はしていますが、植える前にすでに虫の餌食になっていて葉っぱもボロボロの虫食いだらけ。でもやっぱり農薬と化学肥料は使いたくないので。

【サラダミックス】

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百均の種の中でお勧めがコレ!サラダミックスの種です。(今回は直蒔きにしました)

私はいつもプランターに撒き、5センチ位から間引きしサラダに使っています。もう少し大きくなったら葉をかき、キャベツやレタスと共にミックスサラダにします。プランターは軒下の暖かい場所に移動が出来るので重宝です。何より色とりどりの葉が綺麗で玄関先に置いてもオシャレなんです。

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シュンギクも出揃いました。こんなに小さくてもシュンギクの匂いがするって面白い。

他にも小カブとビタミン菜、小松菜も発芽しました。また食べきれないの分かっているのにこんなに作ってと自分で思いつつ、多分祖父母から受け継いだ百姓の血が騒ぐのでしょうね(笑)。

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シュワはいつもこの時間(4時頃)になると西の空を観ながらたそがれてます。

私はまだ畑仕事で反対側に居るというのに、夕ご飯まだかな~って待っているのです。 

農業用水路

  最近、シュワの散歩も近場ばかりでちょっとサボっていました。でも今日は以前よく行った用水路に沿って久しぶりにお散歩しました。

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 この用水路は200年近く前に西村彦左衛門という人が、ほぼ自分の私財を投じて作ったとされる農業用水路です。子どもの頃はこんなに整備がされていなくて、用水も所々土で固められ土手も草が生い茂っていたのを覚えています。農繁期は水がごうごうと流れ、祖父から「絶対に近寄ってはアカンぞー!」と何度も言い聞かされた場所です。

 家の周りでは当たり前のように用水が流れ、当たり前のように田んぼが作られ、当たり前のようにどこでも米は出来ると信じていました。

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大人になっても「米作りは面倒」「田んぼがあるから仕方がなく作ってる」「買ってきた方が楽で安い」などと皆がいうように私もそう思っていました。それが、、、

1年前、この西村彦左衛門さんの用水路を題材にしたお芝居に参加をしてから、私の考えはがらりと変わってしまったのです。

 水がないばかりに土地はあっても米作りが出来ない。どこの村々も芋やアワ、キビを食べ米なんて口にも出来ない貧乏村。大きな川は土地より低い場所を流れているため水はあっても田んぼに引けない‥等。

 無理だと渋る庄屋を説得し、それを当時の紀州藩に直訴しやっと作る許可が下りても想像以上の難工事で資金も不足。

 実はそのお芝居の練習中に彦左衛門さんの生家からおびただしい数の借金の証文が出てきたのです。今でいうと億単位の借金です。

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(”わしらの村に水が来た!”のリハーサル風景)

この時期にこんな証文が出てくるとは思っていなかったので不思議な気持ちがしました。

 今から約200年前にこの農業用水は全長30㎞、9年の歳月をかけて作られたものです。所々岩盤が固くて手掘りのトンネルはなかなか進まず、当時はノミと金槌の工事で”岩を一升分掘ったら米を一升分与える”「岩一升、米一升」という言葉が残されています。それ程難工事だったようです。

当時のままの様子が残っているトンネルがまだ残っています。その一部を紹介します。

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 【毎年大人気の用水ボート下りに初めて乗りました。船頭さん(ヘルメットの子)は地元中学生のボランティア、、、4~500m位の距離でしょうか】

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【手掘りのトンネルに入るところ】

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【左側は昔の奈良時代の水銀窟。ライトアップはこの時だけ(笑)】

 お芝居とその後の「用水ボート下り」に乗り、今までのおごった私の考えは吹っ飛びました。米は当たり前にできるんじゃないって。きっと日本中の米作り地域では大なり小なり、昔から大きな努力や犠牲があったのではないかなぁって思います。私が守るっていうほどの力も根性もないけど、歴史を知っているのと知らないのとでは感謝が違いますからね。

※余談ですが、このお芝居を地元の小学校(3年~6年)でも上演したのです。3年生はさすが解らないだろうから途中できっとざわつくかもしれないと覚悟して。そうしたらどうでしょう、休憩なしの2時間弱の芝居に、誰も立ち歩いたりおしゃべりは無かったのです。最後まで静かに観てくれました。ホント嬉しかったですねぇ。